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前ページ次ページ異世界BASARA ――ウェールズ・テューダーの愛の証を貰う―― 松永は手に持った剣の切っ先をウェールズに向けてそう告げた。 「私の愛の証だと?」 「そうだ。ああ、だがその前にもう1つ……」 と、松永は懐に手を入れると何かを取り出した。 松永が取り出した物を見て、ウェールズの目が大きく見開かれる。 彼が出したのは1本の杖。それも、見覚えのある物だった。 父、ジェームズ1世の持っていた杖だ…… 「卿の父から“誇り”を貰っていたのを忘れていた。しかし、既に朽ちかけの誇りだったのでね」 松永はジェームズ1世の杖を地面に放り投げる。そして 「もう飽きてしまったよ」 足で踏みつけ、杖をへし折った。 「貴様あぁぁ!!」 ウェールズの顔が、怒り一色に染まる。その様子を見ていた氏政は、はっと我に返った。 「いかん!そやつは一筋縄ではいかんぞ!焦るでない!!」 狡知に長けている松永久秀が真っ向から戦うとは思えない。 そう考えた氏政は、落ち着かせる為にウェールズの元へ駆け寄ろうとした。 が、次の瞬間。 鍾乳洞の天井が崩れ、上から何かが土煙と共に落下してきた。 落下してきたものは地面に着地すると、目の前にいる氏政を睨む。 降ってきたのは2・5メイル程ありそうな大男だった。 しかし、首から上は違う。 人の顔の代わりに、角の生えた大牛の顔があった。 「ミ、ミ、ミ」 ギーシュが口をパクパクさせて大男を指差す。 「ウルウゥゥオオオオォォォッッ!!!!」 「ミノタウロスだああぁぁぁーー!!」 ギーシュがその名を叫ぶと同時に、大男……ミノタウロスも咆哮を上げた。 「彼も獲物に惹かれてここに来たか、いや僥倖、僥倖」 ミノタウロスの姿を見て、松永は面白そうに笑った。 「では、私はこちらに専念するとしよう」 そう言って松永は視線をウェールズに戻し、剣を盾のように翳した。 その剣にウェールズの放ったエア・ハンマーが命中する。 衝撃で松永は後ろに下がるが、その顔には相変わらず笑みが浮かんでいた。 反対に、ミノタウロスと対峙している氏政は狼狽していた。 「グルルルル……」 「ななな、何じゃぁこの妖怪は!?」 氏政は目の前に立ちはだかる巨躯の怪物に、思わず後退る。 「逃げろウジマサ!そいつはミノタウロス、とても敵う相手じゃない!」 ギーシュが氏政に促す。 だが氏政が動くより早く、ミノタウロスが手に持ったウォーハンマーが襲い掛かった。 「ぐふえぇっ!」 丸太のような一撃に、氏政の意識は一瞬飛んだ。攻撃が胴に直撃したのだ。 着込んでいた鎧など、この怪物の力の前では何の役にも立たなかった。 「ぐ……こ、この妖怪めぇ……」 それでも氏政は震えながら立ち上がる。激しく咳き込むと、氏政の口から血が溢れた。 「ろ……老獪を……ゲホッ、老獪をなめるでないぞ!!」 血反吐を吐きながらも、氏政は槍を振り回して地面に突き刺す。地面から氷柱が生え、ミノタウロスに命中した。 しかし、鋼のような皮膚に阻まれ、氷柱は砕けてしまった。氏政、そしてギーシュの顔に焦りが浮かぶ。 だが次にミノタウロスが起こした行動に、ギーシュの焦りは絶望に変わった。 ……ギーシュの目の前で、氏政が地面に倒れている。 ギーシュは我が目を、耳を疑った。 自分がおかしくなったのか、それともこの怪物に対する知識が足りなかったのか。 そう考えてしまう程、今起きた出来事が信じられなかった。 このミノタウロスは、氏政の氷柱を防いだその後…… エア・ハンマーを放ったのだ。 魔法を使えるミノタウロス?そんなの聞いた事ない。 知らなかっただけだとしても、そんな怪物に敵うのだろうか? 「……ウゥゥゥルルル……」 氏政を倒したミノタウロスは、低く唸り声を上げながらギーシュを見ている。 咄嗟に杖を振ろうとしたが、精神力が切れているのを思い出した。 ギーシュはミノタウロスに見下ろされ、ただ震えるしか出来なかった。 ミノタウロスはしばらくギーシュを見下ろしていたが、フンと鼻を鳴らすと視線を別の方に向けた。 その先では、ウェールズと松永が未だ戦っていた。 松永はウェールズが放つ風の魔法に、守り一遍の構えを崩さない。 (守りも兼ねる風……成る程、厄介な術だ) そう考えながらも、松永の顔には焦燥の色は浮かんでいなかった。 と、ウェールズが一際強力な「ウィンド・ブレイク」を唱えた。 あまりの威力に、松永の剣は手を離れ、遠くに弾き飛ばされた。 「もらった!父上の仇!!」 ウェールズは続けざまに呪文を唱える。『エア・ニードル』だ。 ウェールズは光る杖を構えると、松永に突進する。 だが、松永は避けようとしない。ただ、左手を前に突き出した。 そして…… 「ラグーズ・ウォータル……」 ウェールズがはっとした顔になる。しかし、もう遅かった。 「イス・イーサ・ウィンデ」 放たれた氷の矢が、ウェールズの胸を貫いた。 「な……ば、かな……」 自分の胸に突き刺さった氷の矢を見て、ウェールズは呟いた。 松永は……杖も持たずに魔法を唱えたのだ。 「ん?私は魔法を使えないなどと言った覚えはないよ?」 松永が馬鹿にするように言った。 ゴホッ!とウェールズの口から血が溢れ、地に倒れた。 「さてと……」 弾き飛ばされた剣を拾うと、松永は息絶えたウェールズに近づく。 そしてしゃがみ込むと、ウェールズの指から“風のルビー”を抜き取った。 「卿の愛の証……確かに頂いた」 「マツナガ様!船は押さえました。中にいた連中も捕らえましたよ」 松永が風のルビーを指にはめたその時、イーグル号の中からセレスタンが出てきた。 松永がウェールズと戦っている隙に制圧したのである。 「ご苦労、では出航させるとしようか」 「あいつはどうします?」 セレスタンが指差す方を見ると、ギーシュと氏政がいた。 「……捨て置け。今は望みの物を手に入れたからな」 松永はそう言うと、イーグル号に乗り込もうとした。 と、タラップを上ろうとした時、松永が足を止めてギーシュに向かって振り返る。 「……悔しいかね?悔しいならば、追ってくるがいい。卿が奪うに値する男であったら……その時はその誇りを奪い取ってやろう」 ギーシュに向けて、松永は静かに言う。 しかし、当のギーシュは動く事が出来なかった。 前ページ次ページ異世界BASARA
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前ページ次ページ異世界BASARA 「ウジマサ!」 「何だ?この爺は」 現れた老人、氏政を見てギーシュと傭兵のメイジは声を上げる。 氏政は地面に突き刺した槍を引っこ抜くと、尻餅をついているギーシュに向き直った。 「ふん、威勢よく出て行った割には情けない姿じゃのぅ」 その一言にギーシュは顔を真っ赤にした。 「う、うるさい!これから巻き返すんだ!逆転するんだよ!」 ギーシュは薔薇を握り締めて立ち上がろうとした……が。 氏政は槍の柄をギーシュの足に引っ掛けた。 派手に転び、ギーシュは顔を地面に強く打ち付ける。 「何をする!邪魔しないでくれ!」 「今のお主なんぞ蚊ほどの役にも立たんわい、ここはわしに任せておけい」 「ウジマサだってもう年なんだから無理は出来ないだろう!?」 「その坊やの言う通りだ、爺は船の中でブリミル様にでも祈ってな」 と、2人のやり取りを見ていた傭兵のメイジが口を開いた。 「最も、船に逃げても全員捕らえるがなぁ……」 そう言ってそのメイジは馬鹿にするように笑い出す。 周りのレコン・キスタ兵もつられて笑い出した。 「わしをただの爺と侮るでないわあぁぁぁーーー!!」 「この北条氏政、年老いても武士!武士の意地があるっっ!!!!」 氏政は槍を豪快に振り回しながら叫ぶ。 「その意地にかけて、力の無い女子供に手を出すお主等を……」 と、振り回していた槍を止め、その矛先をレコン・キスタ兵に向ける。 「見過ごすわけにはいかんのじゃあぁっ!!!!!」 「……爺と思っていたが、見上げた騎士道精神じゃねぇか。分かった……俺もそれに応えよう」 傭兵のメイジは杖を掲げて兵に合図を送ると、その杖を氏政に向けた。 「遠慮なく叩き潰してやる」 (う、ううむ……ああは言ったがあの人数……ちと厳しいのぅ) 氏政は改めて相手の数を見て、眉間に皺を寄せる。 鍾乳洞の港には敵が約50……だがその内上からも増援が来るであろう。 (やはり“あれ”を使うしかないわい) 氏政は懐に手を入れて“あれ”を掴む。 突然この世界に飛ばされた彼は“あれ”を3個しか持っていない。その為、出来るだけ温存していたのだ。 氏政が取り出した物を見て、ギーシュは首を傾げた。 手にしていたのは、何やら茶色くて三角のオブジェであった。そして氏政はさらに意味不明な事をしだした。 その三角の物体を頭に乗せたのである。 (ウジマサが本格的にボケ始めた……) ギーシュは氏政に哀れみの目を向け、自分の最期を覚悟した。 「誰でもよい!わしの頭に火を放て!!」 氏政の言葉に、一同はさらに唖然とした。たまらずウェールズが口を開く。 「もういい!もういいから大人しく戻ってくれ!自殺してどうするんだ!」 「だ、誰がそんな事するか馬鹿もん!いいから頭のこれに火を放たんか!」 「じゃあ俺が点けてやるよ」 そう言ったのはレコン・キスタ兵の中にいた傭兵メイジだった。 杖を振って再びフレイム・ボールを唱え、氏政に向けて放ったのである。 「しょえええぇぇ~!!」 まさか敵から火を放たれるとは考えてなかった氏政は、驚いて尻餅をついてしまった。 それが幸いしたのか、放たれたフレイム・ボールは顔にではなく、頭に乗せていた茶色い何かに命中した。 「何をするか貴様!わしは武士でも老体じゃぞ………んん?」 と、氏政は妙な声を上げ、すっと立ち上がった。 「おお?おおおぉぉぉぉ~!!」 すると、氏政の体に異変が起こった。 手が震え、次第にそれが体全体が伝わり始める。顔にもみるみる生気がみなぎっていく感覚を感じた。 「きたきたきたああぁぁぁーーーー!!!」 氏政は突然跳ね起きると、栄光槍を手に走り出した。それを見たレコン・キスタ兵は各々に武器を構え、氏政に向かって駆け出す。 敵は皆、氏政を見て勝てる相手だと思っていた。 年老いた老兵……誰もがそう考えていたのだろう。兵の殆どが何の警戒も抱かず、その老兵に斬りかかった。 しかし次の瞬間、最初に突撃したレコン・キスタ兵が氏政の槍で薙ぎ払われ、吹き飛ばされた。 ギーシュが、傭兵のメイジが、周りの兵達が予想外の光景に目を疑う。 たった1人の、それも年老いた氏政に敵が次々と倒されていく…… 一体この老人の何処からそんな力が出てくるのか、その力の正体は、氏政が頭に乗せた茶色の物体だった。 この頭に乗せた物体こそ、北条家に伝わる『北条家最高灸』…… あらゆる身体疲労に効果があり、若かりし頃の活気を蘇らせる万能のお灸である。 「ほりゃああぁ~!!」 氏政がブンッ!と槍を振るった。予想以上に速い振りに敵は追いつけず、再び5人の敵兵が吹き飛ばされた。 「ひょ~ひょっひょっひょ、余裕!余裕じゃあ~!」 氏政が自身ありげに言うと、傭兵メイジが歯軋りをしながら睨みつけてきた。 だが、氏政はそれでも余裕の態度を崩さない。 「どうした若いの?今なら謝れば許してやらん事もないぞ?」 「っっ!ふざけるな死に損ないが!!」 メイジは怒りを露にし、杖を氏政に向けて言葉を吐き散らした。 「随分と激昂しているな、セレスタン」 その時、階上から誰かの名を呼ぶ声がした。 その声に傭兵のメイジ……セレスタンは顔色を変えて振り向いた。 「マツナガ様……!」 「ほう?苦戦しているようだな。所詮は有象無象の兵……こんなものか」 声の主は一歩ずつ薄暗い階段を降りていく。次第にその姿もはっきりとしてきた。 そしてその姿を見て、次に驚いたのは北条氏政だった。 「き、貴様はまさか……!松永久秀!!!」 「ほう?これは驚いた。卿も来ていたか」 松永は氏政の姿を見つけると、口の端を吊り上げて言った。 「貴様……独眼竜に斬られたと聞いておったのに……何故ここにおる!?」 「ふむ、どうやら地獄の閻魔にも愛想を尽かされたようでね」 松永はくぐもった笑い声を上げるが、氏政は緊張した顔つきで松永を見ている。 何故なら氏政は彼の性格を知っているからだ。 自分の欲望を満たす為ならば何でもする男……好きなように破壊し、奪う。 氏政のいた戦国の世で、独眼竜の持つ竜の爪を一度は奪った男…… それが松永久秀である。 「さて、今は卿の“過去”を貰う気はない」 と、松永は笑うのを止めて顔を上げる。 「私が欲しいのは……」 松永はその欲望の矛先を、若きアルビオンの王子に向けた。 「ウェールズ・テューダー、卿の“愛の証”を頂こう」 前ページ次ページ異世界BASARA
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登録日:2010/08/06(金) 06 19 19 更新日:2023/06/14 Wed 16 47 15NEW! 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 いつかビーム撃ちそう やっぱり復活 ショットガン スタンド使い マールーメーガー ラスボス 万能マント 上総介様 不死身 何でやねん! 信長様マジ魔王 六魔ノ王 勝てる気がしない 巨漢 征天魔王 戦国BASARA 是非もなし 片手に銃を片手に剣を 第六天魔王 織田信長 織田軍 若本規夫 魔王 『天下布武!われは…織田信長ぞ!!』 戦国BASARAの登場人物。 CV 若本規夫 概要 言わずと知れた戦国時代の魔王様である。 シリーズには無印から参戦しており、OPで城をバリバリ破ってご登場あそばされるというインパクト満点なデビューを飾った。 トゲトゲのたくさんついた西洋風の鎧(甲冑)を身にまとい、片刃の長剣とショットガンを携え、 さらにボロボロの真紅のマントをなびかせるというこれまた印象的なお姿をしている。 ゲーム中では結構大柄で、当時の平均身長がかなり低かったのを鑑みても180~190㎝はある(ように見える)。 好き嫌いがはっきりした性格なようで、嫁の濃姫にはやたら(アンタなんで結婚したんだってくらい)厳しいが、 本人が倒れると案外悼むような発言をするなど、実はツンデレなのでは?と思わせる描写が有る。 濃姫もそんな上総介様を畏れながらも慕っており、それ程気にしてはいないらしい。 逆に蘭丸のことは「丸」と呼び、功績を上げるたびにご褒美として金平糖をあげるなど、ベタベタに甘い。 (ご褒美の金平糖は敵兵1000人倒すごとに1粒らしいが、当時は砂糖が超高級品だった時代である) 意外と親バカなのかも。 邪魔な敵兵は障気を浴びせて惨殺とかしちゃう。 一方では天下人らしく「天下布武」を掲げ、日本を手中に収めることを野望に邪魔者を潰してまわっている。 あれ?ここだけみるとBASARAにしては案外普通じゃね? 活躍 ゲーム中では上記の親バカっぷりなどのおかげであまり印象がないが、アニメ版ではいきなり「本願寺壊滅」「今川義元を惨殺」「島津軍を滅ぼす」等々、 魔王の威厳をこれでもかと見せつけた(不人気キャラの粛正とも)。 シリーズを通して毎回ラスボス的なポジションに位置しており、 赤いのとか青いのとか農民とかに何かにつけて命を狙われる。 特にあの完全に逝ってしまっている超絶的なド変態に。 アニメでは武田や伊達を中心に織田包囲網が敷かれ、安土城を舞台に決戦を繰り広げた。 率いる織田軍はほとんど恐怖政治に近い状態で支配しているが、ある種のカリスマによるところも大きいようだ。 また、妹であるお市を長政と政略結婚をさせるなど意外に頭も回るようである。 生前には松永と交流があった。 ゲームでの性能 どんな距離でも戦える高い汎用性とバランスのとれたパラメータで上位クラスの性能を誇る。 固有技も扱いやすいものが揃っている。 ○固有技 【遠雷遙】 ショットガンを連射する。 射程・威力ともに優れており、とりあえず撃っとくだけでも強い。 敵に使われると泣きそうになる。 【障壁真紅】 マントでバサッ!てやる。 横なぎにマントをひるがえし敵を吹っ飛ばす技。 【疾走スル狂喜】 きりもみ回転しながら突進し、敵を打ち上げる。 【穿タレル真紅】 マントをひるがえし、そこから無数の棘を生やし滅多刺しにする。 魔王マントってスゲー。 【死ニ至ル病】 周囲に障気を放ち、生けるもの全ての命を吸い取る。 発動中は「体力が徐々に減る」「防御や回避が不可能になり、防御力・移動力等が大幅に低下」するなどリスクが大きいがその威力は絶大。 ○バサラ技 マントを伸ばし、広範囲を巻き込みながら前進する技。 通称「あばれマント」。 第7武器はハリセン。気合のはいった 『なんでやねん!』 が聞ける。 余談だが戦国BASARAの海外版「Devil Kings」では主人公になっている。やはり日本国内では戦国時代を代表する偉人として圧倒的な知名度を誇る故の抜擢であろう。 さらに言うと、カプコンでも既に別作品にて信長をラスボスキャラにしている上に、声優である若本規夫氏もカプコンを代表する名作ゲームシリーズのラスボスキャラの声も演じている。 復活 『我、寝床に然る焦土の世を欲スル也』 3にて現世に帰参した破滅の魔王。 謎の高僧天海の計略により冥底より呼び戻された。 地獄に行ってる間に「六魔ノ王」というスタンドに覚醒し、世界を破滅の焦土とすべく行動を開始する。 お市ストーリーの分岐で登場し、本能寺から復活を果たすがお市との死闘の末、共に再び欲界へと堕ちていった。 地獄から来ました!と言わんばかりに登場なされる信長公であらせられるが、その様子を目撃した際の反応は人それぞれ。 特に以下二人の態度はヒドイ。 オクラ「何をしている、地獄に帰れ」 え?何って…ゴホン。死後の安寧な… 三成「教えろっ!死したお方に会える方法を!」 …。余に聞くよりもだな、天海に(ry 結果的に畏怖してくれたのは一般兵のみである。 さすがの魔王様も傷ついたらしく、完全撃破の際には「たまには声かけて、絶対来るからサ。」と寂しそうに地獄に帰る。 アニメ劇場版ではマダオと天海様の策略によりこの3仕様で復活。 ショットガンによる爆撃や巨大なスタンドによる攻撃で主人公勢を追いつめたが、最期はお市と共に地獄へと戻っていった。 「心地良き腕……是非もなし…」 前作までとは使い勝手が変わっており、マントを積極的に使わなくなった。 代わりにショットガンの使用頻度が増し、新たなる力「六魔ノ王」を駆使して敵を圧倒するぶっちぎりのチート性能を誇るボス。 〇固有技 【遠雷遥】 溜めが可能になった。 【九天遥】 ショットガンで敵を上に掬い上げてそのままぶっ放す。 【疾走スル狂気】 性能は前作と同じだが、空中で使うと地上へ向かって通常モードではショットガン、後述する六魔モードでは拝顔ノ許シという固有技が発動する。 【睡覚スル六魔】 通常モードと六魔モードを切り替える技。 政宗の六爪流等とは違い時間制限やガード、ステップ不可、防御力ダウンといったデメリットは無い。 遠雷遥と九天遥は銃を使った技から六魔を使った技へと完全に性能の違う技に変化する。 〇固有奥義 【厄災ノ棘】 前作から固有奥義に昇格。 前方の地面に無数の刀を飛び出させ敵を貫く。 正直、他の二つの固有奥義が強力過ぎて影は薄い。 【慟哭スル魂】 前作から性能が一変して銃から障気の塊を撃ち出す技になった。 体力が少ないほど、大きなダメージを与えられる。 溜めると弾に吸引効果付加。 【破滅ノ焦土】 信長様が一度、死んだ事によって地獄から六魔ごと持ち帰ってきたOS(オーバーソウル)だとか某忍者一族の秘術スサノオだとか。 巨大な六魔ノ王を体に纏い、大刀や追尾弾、巨大な火柱などでド派手に暴れまくる。 ただし一回攻撃する事に一定量体力が減る。 〇バサラ技 破滅ノ焦土発動時より巨大な六魔を召喚して剣を地面に刺し、地獄の業火で辺りを焦土へと変える。 発動中□ボタン連打により攻撃範囲が広がる。 余談だが、近い時期に発売された某・無双の信長の無双奥義・皆伝の締めと剣を地面に刺して周囲を攻撃というニュアンスが被っている。 「丸! 追記・修正せよ」 「お任せ下さい! 信長様!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 信長公のアニメBGMの格好良さは鳥肌もの -- 松永さん (2013-05-19 23 55 09) 征天魔王とか第六天魔王とか名乗ってるが、この人もかつては足利義輝公を崇拝してたんだろうか -- 松永さん (2013-07-13 23 39 54) ↑義輝公から 我が友言われて フンすフンす言ってる信長様… -- パキスタン (2013-07-15 19 50 10) この信長に崇拝され、更にあの松永から暗殺されるて・・・BASARAの義輝公は恐ろしい事になりそうだ・・・ -- 名無しさん (2013-07-15 21 20 46) 色々見たけどやっぱ長政様がライバルの印象 -- 名無しさん (2013-08-09 17 18 19) いかん、BASARAな義輝公を想像したらUBW使いだした -- 名無しさん (2013-08-09 17 45 52) もしかしたら義輝公の御前では信長様もけんしん様も爆弾正も同僚? -- 松永さん (2013-08-10 12 46 14) ↑そのパーティーを率いる義輝公はマジで帝王だなぁ~オイ!! -- パキスタン (2013-08-14 21 12 28) 流石は日本国の将軍やでぇ……。家康? 知らぬな(ぉぃ -- 名無しさん (2013-08-14 23 27 38) なお4にて義輝様参戦決定、中の人はあっ(察し)確かに崇拝されそうだ -- 名無しさん (2013-10-31 21 29 45) 中の人が銀魂の片栗虎のとっつあんと同じというだけでも勝てる気がしない。 -- 名無しさん (2013-10-31 21 31 11) 4登場は嬉しいけどなんで生前から六魔の力バリバリ使いこなしてるんですか。妹は妹で長刀捨てちゃってるし -- 名無しさん (2013-11-30 00 06 19) ↑ 3のCGとモーションを使いまわすという大人の事情のため -- 名無しさん (2013-11-30 00 19 56) ↑↑一応設定的には行方不明になった濃姫と蘭丸を探しに冥府に行ってそこで六魔ノ王を従えたらしい -- 名無しさん (2013-11-30 07 08 09) ↑どうやって冥府まで行ったんだ! どうやってスタンド従えたんだ! -- 名無しさん (2013-12-08 21 13 57) まぁ信長だし -- 名無しさん (2014-01-09 14 22 45) 魔王様の最上ンへの信頼感が半端ないらしいんだが 一体 過去に何が合った -- 名無しさん (2014-01-09 23 36 47) 濃姫様と蘭丸は死んでいて、お市は浅井軍。前田軍は独立化。身内には謀反前提の変態と似非紳士。織田軍の内訳最悪だな -- (2014-01-10 21 55 35) ↑濃姫と蘭丸は行方不明だよ。 -- 名無しさん (2014-01-10 23 15 23) 織田軍って 想像だが戦乱で流民化した難民が魔王様のしたに集まって出来た所為か生え抜きがいないとかかしら -- 名無しさん (2014-01-11 03 13 04) 4信長の部下が変態と前科持ちだけとか救いがなさすぎる -- 名無しさん (2014-01-12 12 23 49) 兄妹揃って魔なら、バサラの尾州錯乱って… -- 名無しさん (2014-01-23 23 05 47) いつか中の人つながりでベガと共演してほしいが…BASARAってオールスター作品にあまり出ないからなぁ -- 名無しさん (2014-01-23 23 33 33) 4では帝がアレすぎてやたら常識人化したな -- 名無しさん (2014-01-26 11 14 07) 一応3で冥府から戻った時は孫一も恐怖してくれるよ。しかも専用ムービー付きで。雑賀衆は先代がこいつに殺られたからサヤカはトラウマだった。まぁ克服するんですけど。 -- 名無しさん (2014-01-26 17 06 50) 濃姫や蘭丸探しにわざわざ冥界に赴いたり、勝家の戦国創世時には最初に戦友だったり全くツンデレな王やでぇ -- 名無しさん (2014-01-29 01 50 24) 4では徳川に対する以外な一面が窺えます。 -- 名無しさん (2014-01-29 22 29 53) やっぱ、若本声はいいな。 -- 名無しさん (2014-02-07 18 30 58) マリア「いなくなった蝶の事なんて忘れて目の前の華を愛でてはいかが?」信長「は?ふざけんなこの五月蠅い毒蛾女が。」ひさびさのツンデレ魔王でホッとしたわ -- 名無しさん (2014-03-13 01 15 26) EDで光秀と勝家を連れて違う世界へ行ったけど、ドラゴンボールの世界でもない限りは簡単に焦土と化してしまうんだろうなぁ。 -- 名無しさん (2014-05-25 11 34 13) 最近じゃ秀吉も御館様もあんま派手なことやんなくなったのに、この人だけはいつまでも人外で居続けてくれてなんか安心する -- 名無しさん (2014-07-02 01 06 23) ジンオウガ亜種飼ってそう -- 名無しさん (2014-08-11 20 15 06) もしこいつが某モンバトにでてきたら、 -- 安藤りんご (2014-11-08 21 17 12) こうなってると思います・・・→HP5700(8000) 攻822 知551 防124 速68 -- 安藤りんご (2014-11-08 21 20 32) 仮面ライダーダークキバに変身してほしい。 -- 名無しさん (2015-03-19 20 20 50) 自国の民にはかなり優しい(もしくは生きやすい)大名だったのに、ひたすらに暴君扱いされるのは納得いかねぇなぁ -- (2016-06-19 20 43 10) ゲームのあからさまに悪そうな鋭い顔付きよりアニメの渋い顔付きのが好き -- 名無しさん (2016-07-12 21 03 26) ↑↑↑中の人は仮面ライダーレイ、または仮面ライダーアークだけどな -- 名無しさん (2016-11-22 21 09 40) 「疾走スル狂喜」が声優的な意味でサイコクラッシャーにしか見えないw -- 名無しさん (2017-06-09 11 17 18) ↑2.5次元だとギラファアンデッドかスネークオルフェノクになるし。 -- 名無しさん (2018-08-07 20 59 15) fateノッブはこれを女体化+うつけ度を底上げした結果fateなのによりBASARA化したみたいな風になってしまったもん なお本能寺の変態は誤差はあれど相変わらず変態だった模様 -- 名無しさん (2020-09-19 12 08 55) これでも足利義輝の時代では、参勤交代してたんだから何とも -- 名無しさん (2023-05-28 14 34 37) 名前 コメント
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登録日:2012/04/21(土) 20 17 41 更新日:2020/11/17 Tue 12 43 44 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 ぎゃふん ガキ トラップ 不良 二天一流 天驚動地 宮本武蔵 少ない技 巌流島 悪ガキ 愛すべきバカ 戦国BASARA 最強キャラ 浪川大輔 生意気 罠 オラオラー、勝負しろォ! 宮本武蔵は、戦国BASARAシリーズの登場人物。 2と英雄外伝に参戦。 CV 浪川大輔 武器 櫂+木刀 防具 肩当て 属性 なし 蘭丸やいつきと同じ子供キャラ。 見た目通り性格は非常に荒く、子供っぽい。 何か気に入らない事があるとすぐにわめき、言葉遣いも非常に汚い。 漢字も苦手で、少し難しい漢字は全てひらがな表記になる。自分の名前ですら。 しかし、半兵衛や松永といった洞察力がある武将からは、その内に秘める器の大きさを見透かされている。 また、前田利家も彼の話を真剣に聞いたり目標を応援しており、気に入っている。 彼の所属は国では無いので、領土を守る為に戦う他の武将達より戦闘狂といった面がある。 特に関ヶ原は「ここがおれさまの戦場」と気に入っている。 彼的には1ステージ1000人斬りで最強伝説達成らしい。 2にて、天下統一モードで得られる称号のポイントが50ptに達したら解禁される隠しキャラクター。 ストーリーは無い。 初期体力が8000と異常に低く、爆弾兵の処理を間違えるだけで即死しかねない。 しかし攻撃・防御共に最高の数値、バサラゲージも非常に短く、ガンガンバサラ技を使っていける。 また、低い体力もLvアップにつれ驚異的に伸びる為、最終的にはホンダム並みの能力値となる。 また、アイテムスロット解禁等も他のキャラクターに比べてかなり早い。 所属が国では無く武士の集団である為、天下統一モードでは他の武将は隣国しか攻めれないのに対して彼は日本全国好きな国に挑める。 敵としては、天下統一モードを進めていくと途中で果たし状を送られるという形で乱入してくる。 彼には懸賞金がかかっており、倒せば金を得られるが、懸賞金は戦闘時間と共にどんどん下がっていき、0になると武蔵は飽きて帰ってしまう。 ので、アイテムの力で究極バサラ技を2連続で決めるのが彼の攻略で大事になる。バサラ技のダメージが低い濃姫とかは諦めろ。 彼のステージ「巌流島の決闘」では柵やトゲといった多くのトラップをしかけている。 武蔵の体力減少で発動するのだが、柵発動時にうっかり武蔵を吹き飛ばして分離されないように注意。 ストーリーが無い武蔵の専用アイテムはフリー対戦で武蔵でこのステージを選択すると最初から置いてある。 ◆技 二天一流 袋叩き 近距離正面をひたすらめったうちにした後、自身が突撃する。 Lvがあがると武器を振るう時間が伸びる。 二天一流 奥の手 大量の石を乱射する。射程が長く一個一個の威力も高い。 Lvが上がると一度に投げる個数が増える。 まれにチビザビーとかが混じる。 武蔵の技はデフォルトで覚えているこの二つ、それに加えて属性武器は一つも無いが、 技の性能はどちらも強力、それに加えて武蔵自身の性能の高さでかなりの強さを発揮する。 バサラ技 懐から巨大な櫂を取り出しフルスイング。その衝撃で櫂が折れるが、その手に残った部分を投げつけてフィニッシュ。 威力は非常に高く、距離もとれる。 武器は右手に櫂、左手に木刀を持ち、武器のバリエーションは櫂の強化となる。 第七武器は鉄釘バットと鉄パイプ。 第八武器は武蔵拵という名の打刀と脇差で、スマートになる。 また、全武将では唯一デフォルトで挑発に攻撃判定がある。ちなみに内容は唾吐き。 専用アイテム「二天一流 卑奥義」を装備すれば威力がかなり上がる。 ちなみに佐々木小次郎は登場する気配は無し。 (だが一応クロニクルの最終話で、直江兼続を小次郎と勘違いするという展開がある) アニメでは薩摩の島津義弘の弟子として共演している。 いだいな俺様の項目のついき・しゅうせーしろー!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 史実の武蔵に近い…かも知れない -- 名無しさん (2014-06-12 19 57 44) basara2だと脅威のホンダムキラーだった。石ころ投げ強すぎィ -- 名無しさん (2015-12-16 10 47 34) もう出ないのかな……何気にバサラでも結構好きなキャラだったし。PSPのアレのしまずストーリー最終章は武蔵ファン必見 -- 名無しさん (2016-04-19 18 33 01) 浪川さんって知って驚いたわ -- 名無しさん (2016-10-24 23 22 48) 2で関ヶ原を俺様の戦場とか言ってたのに3で出さないっていうのはどうなんだよ(史実の武蔵は関ヶ原の戦いに参戦している。)。 -- 名無しさん (2017-04-24 23 28 18) 成長して落ち着きが出てきた姿も見てみたい -- 名無しさん (2018-09-13 20 58 04) どうにもスタッフから持て余されてた感はある。 -- 名無しさん (2018-09-13 23 40 32) 名前 コメント
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武将名 ごりゅうひめ 毛利警察 R五龍姫 毛利元就の娘。毛利元就と敵対していた、宍戸家の当主・宍戸隆家との和解の際に、その妻となった。次女は吉川元春の長男・元長に、三女は毛利輝元の正室となっており、毛利一族の結束を固めるのに貢献した。「悪い子は、逮捕しちゃうぞ!」 出身地 安芸国(広島県) コスト 1.5 兵種 弓足軽 能力 武力4 統率6 特技 魅力 焙烙 計略 逮捕しちゃうよ 焙烙玉の残弾数が回復し、統率力が上がる。さらに焙烙玉に当たった敵の移動速度を下げる。 必要士気3 Illustration 碧風羽 2014年7月15日~2014年8月4日まで開催の戦国スタンプキャンペーンで入手できる、宴武将の五龍姫。 イラストレーターは同じだがイラストも変わり、スペックも計略も別物になっている。 武力が低く、焙烙を多く入れたい時や計略目的での採用になるだろう。 計略は自身に統率+1に焙烙玉の残弾数が回復、焙烙玉を当てた敵の移動速度を下げる効果が付く焙烙強化計略。 移動速度低下時間は2.1c。 効果時間は20c、統率依存は1.25c。(以上 2.22D) 士気3の長時間計略ということで、士気溢れ防止としての運用が出来る。 移動速度低下の効果が付くが、着弾までにラグがある焙烙なので高速騎馬への足止めには向かない。 敵の進路を制限したり、当たった敵に向かって一斉に焙烙をぶつけるなどのサポート的な運用がメインになるだろう。
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脚本:渡邊大輔/絵コンテ:矢野雄一郎/演出:依田正彦/作画監督:野口寛明・石井哲哉 「貴様は誰だ」 伊達政宗のことを覚えてすらいなかった石田三成。 上田城でのふたりの再会は、さらなる遺恨を生む。 怒りにまかせて斬りかかる政宗を寸でのところで止める幸村。 怒りの収まらない政宗と幸村との戦いは、避けることのできないものとなる。 一方、徳川家康を探す鶴姫は、家康の未来に深い闇を見る。 そのころ、長曾我部元親と毛利元就は、大谷吉継から九州勢の取り込みを命じられ、島津義弘、黒田官兵衛、大友宗麟らに会うべく、九州へ向かうのだった。 世は大きく動き出す。関ヶ原に向けて……! (アニメ公式サイトより引用) +←箇条書き先頭のこの部分をクリックすると詳細が表示されます。 もう一度クリックで 閉じます。 ※このページでは検証目的で「戦国BASARA Judge End」(テレコム・アニメーションフィルム制作)の映像を一部引用しています。 サムネ表示なので、クリックすると大きめの画像へ飛びます。 ・以下アニメの疑問点を紹介 + 「殺す」という台詞を大盤振る舞いする伊達政宗 「殺す」という台詞を大盤振る舞いする伊達政宗 政宗は9年間「殺す」という表現を1度も使ったことがないキャラクターであるが、 本作においては「殺す」という台詞が個性の1つである石田三成よりも、政宗のほうがよっぽど多用している。 台詞まわしというのはキャラクターごとの個性を形作るための重要な手段であると考えられるが、 本作においては軽視されているようである。 ちなみに政宗の声を担当する中井和哉氏は、公式イベントのパンフレットにおいて 「政宗はどんなに荒っぽい言動をしても決して下品になってはいけない」との発言をしている。 + 殴り合いをはじめる伊達政宗と真田幸村 殴り合いをはじめる伊達政宗と真田幸村 ゲームと同様上田城において蒼紅の激突は避けることのできないものとなったが、 通常通りの戦闘をしたゲームと違い、武将同士の対決にも関わらず何故か始まったのは武器を投げ捨てた上での肉弾戦である。 特にアクションゲームが原作ということもあり、戦国BASARAにおいては武器、戦闘スタイルの個性は キャラクター性と切り離せない重要な要素であり、 荒唐無稽ながらもしっかり戦国時代であるという独自の世界観の構築にも貢献している。 そうした前提があるからこそ名物である武田の殴り愛や武器を捨てた家康といったキャラクターも際立つのであり、 原作への理解に疑問を抱かせる演出であったといえる。 殴りあう政宗と幸村 挙句の果てには蹴り + 明らかに様子のおかしい蒼紅の対決を「将たるものの戦い」として棒立ちで見守る小十郎 明らかに様子のおかしい蒼紅の対決を「将たるものの戦い」として棒立ちで見守る小十郎 政宗が錯乱状態から脱してないのが明らかであるにも関わらず、小十郎は蒼紅の激突を「将たるものの望んだ戦い」と称して 様子がおかしい事を察した節のある佐助が止めに入ろうとするのを止めている。そして傍観し続ける小十郎。 その後、敵である猿飛佐助に呆れられ諭されることとなった。 ゲームにおいてはこのようなくだりは全く存在せず、小十郎が自ら体を張って政宗を諌め、 政宗もその言葉を聞き自分を抑え立ち直りの契機となった重要なシーンであったが、 このアニメではむしろ迷走を悪化させるエピソードに改変された模様である。 ちなみに小十郎も政宗同様、このアニメにおいては「ただ負けただけ」であり、 何を悩んでいるのかも、突然知能が低下してしまった理由も全く不明である。 止めようとする佐助を止めている + 冷静すぎる小十郎 冷静すぎる小十郎 幸村との殴り合いの最中、傷口が開き血を滲ませる政宗を見ても 「まずい、傷口が開いたか」と冷静に状況を噛み砕く小十郎。 主君の怪我に対して落ち着きすぎている。 殴り合いの喧嘩を諌める事も無ければ、政宗の傷を見ても焦りや憤りといった感情を見せる事も無かった。 生涯ただ一人の主と心に誓い、己が命を捧げるまでに心酔し、自らが絶賛し賛美する主君とはとても思えない態度である。 その後「政宗様!」と政宗の元へ駆け寄るような描写は有るが、実際割って入ったのは政宗が技を出し終え幸村と佐助が壁に吹き飛ばされた後である。 補足として、小十郎より後に駆け寄った佐助の方が断然早く幸村の元へ辿り着いている。 + 無理矢理な幕引き 無理矢理な幕引き 幸村に三成の姿を重ね襲いかかる政宗だったが、相手が幸村である事を確認すると急に戦意を失い 「真田、アンタはもういい」とその場を立ち去る。 何度も幸村と戦う夢を見ていた政宗が、改めて幸村を見て冷静さを取り戻したかのようにも見えるが つい先程幸村に向けて「石田より先に殺してやる!」と吠えたばかりであり、幸村を見て冷静になったとも言い難く、 思考の変化や情緒に整合性が感じられない。 + 家康の闇(?)を見る鶴姫 家康の闇(?)を見る鶴姫 相変わらず単独行動をとる鶴姫は家康がどんな人間なのかを知る為に家康の事を占う。見えたのは家康が暗い空間に一人で佇み、黒い涙を流している光景であった。 それを見て戸惑う鶴姫だが、原作において、まるで家康の未来(或いは今現在)に暗雲が立ち込めている事を示すかのような描写は一切無い。 その後、家康は「もう、良いだろ」と突然意味不明に不機嫌になり去って行った。 + 「どいつもこいつも家康家康。だったら家康をつぶして否が応でも俺の方に目を向かせてやる」伊達政宗 「どいつもこいつも家康家康。だったら家康をつぶして否が応でも俺の方に目を向かせてやる」伊達政宗 ゲーム戦国BASARA3の石田三成の台詞として「家康、家康、家康、家康…!誰も彼もが家康の名を呼ぶ…!」というものがあり、 ここでも石田三成の属性が伊達政宗に移植されている模様である。 原作では政宗と家康はかつて共闘もしたことがある旧知の間柄であり、このようなエピソードは存在せず、 政宗はこういった幼稚で自己中心的な思考をするキャラクターでもない。 また、このアニメ内において政宗が誰かの口から家康について聞いた場面はなく、 三成の持つ家康への執着を知る機会もなかった。強引な台詞のねじ込みにより矛盾が発生している。 + 「手負いの右目は黙って見てな」 「手負いの右目は黙って見てな」 三成への怒りを相変わらず隠しきれない政宗は、今度は怒りの矛先を家康に向け、それを咎めようとした小十郎を威圧し黙らせている。 本来政宗は頭に血がのぼったときに自分を諌めてくれる小十郎に内心感謝しているキャラクターであり、 ゲーム戦国BASARA3においても、挫折の中で自身の在り方が小十郎の目にどう映るかということを 確かめながら進んでいく様子が伺えた。また、怒りの感情をもてあます自身を皮肉るような冷静さも持っていた。 このシーンでは小十郎の忠告を一切聞き入れず冷たい言葉で突き放している。 ひたすら私怨で軍を動かし腹心にすら牙を剥き出しにするなど、そこに国主としての姿は無い。 + 元親に後ろめたさの無い官兵衛 元親に後ろめたさの無い官兵衛 原作において、官兵衛は元親の顔を真っ直ぐ見る事が出来ず、常に後ろめたさを感じていたのだが 本作においては非常に友好的に会話をしている。官兵衛の所業が無かった事にされれば今後の展開が原作とは大きく異なってしまう。 + 「アンタをぶっ潰して石田に俺しか見えねえようにする」伊達政宗 「アンタをぶっ潰して石田に俺しか見えねえようにする」伊達政宗 原作ゲームにおいて上田城戦後の政宗は、現在の自軍の窮状を見極め、自ら家康の元へ赴き同盟を受け入れている。 「でかくなったのは背だけじゃない」等旧知の家康の成長に言及するなど、 家康と政宗の関係性やキャラクターの掘り下げに一役買っているくだりでもあった。 このアニメでは根本から改変され、政宗が家康を潰しにくるという真逆の顛末になっているが、 これは石田三成を主人公にしたコミカライズ「Bloody Angel」からの流用であると推測される。 アニメ化にあたり、特別ファンから好評を得たわけでもない派生コミカライズから、 原作ゲームと真逆になっているほどの大幅な改変部分をそのまま引用するというのは、大変珍しいのではないかと考えられる。 また、政宗がたまたま衝突した結果敗北しただけの相手である石田三成に対し「俺しか見えねえようにする」 といった感情を抱く必然性はなく、未熟ながらも正論や俯瞰視点の台詞が多い政宗のキャラクター性からは 違和感を禁じえない発想でもある。 + 象徴的な台詞を真逆に改変された伊達政宗 象徴的な台詞を真逆に改変された伊達政宗 「地に落ちた?No!降りて来たのさ!」 ゲームにおける政宗のこの台詞は公式サイトのキャラ紹介にも使用され、 3の政宗の状況と彼のキャラクター性を端的に表現しており、ある種のコミカルさと相まってファンに親しまれている 象徴性の高い台詞であった。 この台詞が当アニメにおいては「竜は地に落ちた!這いつくばった竜に何ができる!」という 真逆ととれる意味のものに改変され使用されている。 原作の素材を使ってわざわざ真逆にするという改変について、ファンにどういう反応をして欲しかったのか 謎は深まるばかりである。 上へ 一つ前のページにもどる
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基本セリフ ●登場 「ほっほっほ、ようここまで参った、苦しゅうない まろこそが今川義元でおじゃるよ、にょほほほほ 苦しゅうないぞよ、ほっほっほっほっほっほっほ」 ●ドライブ 「プリ~ン」 ●死亡 「おーじゃ~」 掛け声 ●通常攻撃 「ほれ」 ●通常攻撃8段目 「風流でおじゃろう」 ●ジャンプ 「あれ」 ●ジャンプ□ 「」 ●ジャンプ△ 「ここよ~」 ●ダメージ 「ああ~」「ひっ」 ●ダウン 「ああ~っ」「はあ」 ●ガード構え 「ほっ」 ●ガード 「ほれ」 ●回避前 「」 ●回避他 「ほれ」 ●タメ 「あっぱれじゃ!」 ●固有技 「天晴れ天晴れ」 字幕付き ●放置 「そんなにまろの顔が風流でおじゃ?」 ●瀕死 「」 ●瀕死 (相手) 「」 ●劣勢 「」 ●1000撃破 「」 ●敗走 「ま、まろは化粧直しをしてくるぞよ」 ●死亡 「ほ、星でおじゃー」 ボイスギャラリー 01「ま、まろは化粧直しをしてくるぞよ」…敗走 02「土下座で許しを請うでおじゃるよ」… 戦闘中 03「むかむかむかチーン!!」… 04「こ、輿をもて、はよのせてたも!」… 武将撃破 05「おーじゃ~」… 死亡 06「そんなにまろの顔が風流でおじゃ?」… 放置 07「ほっほっほ、ようここまで参った、苦しゅうない。麿こそが、今川義元でおじゃ」… 登場 08「プリ~ン、プリ~ン、プリ~ン」… 09「やれ、めでたや!酒を持て、舞を舞え!」… 武将 10「今日の日記には「何も無し」と書くでおじゃ」… 戦闘中 11「せつないでおじゃる、せつないでおじゃる」… 武将撃破 12「無粋なやからよの、ほほ」… 武将撃破 13「ようやった、褒美を使わす、近う寄れ」… 14「まろが応援歌を歌ってやるでおじゃ」…武将 15「腰の動きが甘いでおじゃるよ」… 戦闘中 16「きつね狩りは実に楽しいでおじゃるな」… 戦闘中 17「おや?今痛かったでおじゃ? 許せ、わざとではなかったでおじゃるよ!」… 戦闘中 18「崇高と滑稽は紙一重でおじゃるよ! ん?使い方はあっているか?」… 戦闘中 19「本当はまろに惚の字でおじゃ? ん?」… 戦闘中 20「まままま、まろはにせものでおじゃるよ!」… 戦闘中 21「イヤン!しばかれるのは嫌でおじゃる!」… 戦闘中 22「にに、逃げるでおじゃ! まろの高貴なお尻に火がついたー!」… 逃走 23「まろは頭もよいでおじゃるよ」… 武将 24「よい見世物よ、また見せてたも」… 武将 25「まんまと偽者を掴まされておるの…ぷぷぷ…」… 武将 26「ほほ、まろは腰など抜かしてはおらぬぞよ 見よれ! これから今川軍の反撃でおじゃ!」… 援軍到着 27「ホホ、戯れに矢を放つでない。まろこそが、街道一の弓取りじゃ!」… 28「空回りではない! 高貴な舞でおじゃ!」… 29「ムームムー! まろを怒らせたおじゃ!」… 30「徳川の家臣はまろのものー!まろのものはまろのものー!」… BASARA2英雄外伝 01「いざ、都へ快進撃!」… 02「これぞ煌き新世界!」… 03「何でこうなるおじゃ」… 04「まろのために一肌脱いでたも」… 05「このお礼は百万倍でおじゃ!」… 06「ほ、星でおじゃ…」… 07「にょほほ!それはまろの影武者おじゃ」… 08「ぬわっ!おもわず目玉が飛び出たおじゃ!」… 09「苦しゅうない、はよう作り直せ!」… 10「にゃんとも!まろを殺す気か!」… 11「後は野となれ山となれでおじゃ!」… 12「まろはそなたの罪を許してたも」… 13「下賎の者どもが阿呆面さげて来おったぞよ! さあ、まろの影武者おいでませえ!」… 14「アイターッ!痛いのはお断りでおじゃる!」… 15「ばっ…ばばば…バケーノ(化け物)!」… 16「影武者はまろに似て皆、美男子でおじゃ」… 17「およ、偽まろが少なくなっておじゃるか?」… 18「くんのー!覚えておくでおじゃ!」… 19「くっすみ!くっすみ!」… 20「斯様な馬には乗れぬぞよ!これ、近寄るな!」… 21「紙吹雪もて、笛もて!なぬ、もう出陣?」… 22「今川太平記の編纂でおじゃ」… 23「攻め手は焦らなくてよいから楽だじょ」… 24「あつぅ…!化粧が崩れるぞよ!」… 25「うつけめが!まろに勝ったつもりでおじゃ?」… 26「くのいちといえば、ほれ! 湯煙の向こうにあれやらこれやら見え隠れ!」… 27「まろよりも男前の家臣などいらぬおじゃ!」… 28「くやしー!まろも可愛い嫁さん欲しかった!」… 29「あわわ!せっかく用意したご祝儀が!これ、奪うでない!」… 30「よき人の よしとよく見て よしと言い しかしよからぬ事が 一つあり」…
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前ページ次ページ異世界BASARA 異世界BASARA-45 幸村がゴーレムの腕に叩き潰される少し前。 酒場の1階は修羅場と化していた。 玄関から現れた傭兵の一隊が、酒を飲んでいたワルド達を襲ったのである。 一同は大理石で作られたテーブルの足を折り、それを盾にして矢から身を守っていた。 「しええぇっ!い、いいか若造!わしの前後左右と、ついでに頭上も守るのじゃ!!」 「どれか1つぐらい自分で何とかしてくれ!」 浴びせ掛けられる矢の攻撃をテーブルで防ぎながら、ギーシュと氏政は言い合っている。 こんな状況でも口喧嘩する2人はある意味大したものである。 「キュルケ殿、あいつ等キュルケ殿との戦い方に慣れているぞ」 「そうね、ちょっとマズイかも」 利家の言う通り、傭兵達はメイジとの戦いに手馴れているようだった。 先ず、1度、2度の応酬で魔法の射程を見極め、その 範囲外から矢を射かけてくる。 そして立ち上がり、魔法を唱えようとした所へすかさず矢を放ってくるのだ。 「連中は我々に魔法を使わせ、精神力が切れた所に突撃するつもりだな」 ワルドは髭を弄りながら言った。 「さて、どうしたものか……」 「ええい忠勝は何をしておる!!何故来んのじゃ!!」 氏政がタバサに向かって喚き散らす。 タバサは本から目を離さず、「分からない」と呟いた。 実は、忠勝もフーケのゴーレムには気づいていた。 「!!」グオオォン!プルル!! 切り立った崖の上からゴーレムを見つけた忠勝は右手を真っ直ぐ伸ばす。 すると、地面に亀裂が走り、轟音と共に巨大な槍が飛び出してきた。 いや、槍というよりはドリルに近い代物である。 『機巧槍 黒王』…… あらゆる物質を貫き通す鋼鉄の巨大槍。 本田忠勝しか扱えず、止まろうとしたトンボが真っ二つどころか粉々になった槍である。 「……!」ガシィン!! 忠勝は黒王を握ると、フーケのゴーレム目掛けて飛び立った。 黒王の穂先をゴーレムに向け、忠勝は上空から急降下する。 ビュオオオオオォォ!!! だが突如竜巻が起こり、空中の忠勝に襲い掛かってきた。 「!!??」ギギ、ボシュルル!! 衝撃により、忠勝はバランスを失って岩の壁面に激突する。 忠勝は竜巻が飛んできた方に目を向けた。すると…… 仮面を被った3人の男がこちらを見ていた。 一方、酒場ではキュルケ達が身動き取れずにいた。 キュルケ以外にも他の貴族の客達がカウンターの下で隠れて震えている。 しかし店の主人はたまったものではない。 いきなり自分の店を滅茶苦茶にされてしまい、遂に我慢の限界に達してしまった。 「お前等わしの店が何をし……」 店の主人が立ち上がって叫ぼうとした。丁度その時であった。 「ぐあああぁぁぁぁぁっ!!」 「ほげぇっ!!」 天井を突き破って男が落ちてきた。 店の主人は落ちてきた男の下敷きになり、短い悲鳴を上げて地面に倒れた。 「ユキムラ?ユキムラじゃない!?」 「あだだ……これは一体、何の騒ぎにござるか?」 そう、落ちてきたのは2階でゴーレムの腕に叩き伏せられた幸村だった。 彼はそのまま床を突き抜け、1階まで落ちてきたのである。 一足遅れて、ルイズが2階から降りてきた。 「ルイズ!良かった、無事だったんだね」 ワルドが安堵の息を漏らした。 と、ルイズは今しがた天井から落ちてきたであろう幸村を見つけた。 「おおルイズ殿!ご無事で何よりであります!」 「生きていたのね……馬鹿、潰されちゃったかと思ったじゃない!」 ルイズはピンピンしている幸村を見て怒鳴る。 だが、心の内では生きていて安心していた。 「いいか諸君」 と、忠勝を除く全員が揃ったのを確認したワルドが低い声で言った。 「このような任務は半数が目的地に辿り着ければ成功とされる」 こんな状況でも本を読んでいたタバサが、本を閉じてワルドの方を向いた。自分、キュルケ、ギーシュを指差して「囮」と呟いた。 それからタバサはワルドとルイズを指して「桟橋へ」と言った。 「時間は?」 「今すぐ」 ワルドが尋ねると、タバサは短くそう言った。 「聞いての通りだ、裏口へ向かうぞ」 「で、でも……」 ルイズはまだ訳が分からないという顔をしている。 するとキュルケがその赤い髪をかきあげながら言った。 「いいから早く行きなさい。勘違いしないでよルイズ、あなたの為に囮になるわけじゃないから」 タバサもルイズ達を見て「言って」と促した。 「じゃあおっぱじめますか。ギーシュ、ちょっと頼みたいんだけど」 傭兵達の動きをテーブルの影から見ながら、キュルケは振り返ってギーシュに命令…… しようとした。 「あら?」 ギーシュと、氏政の姿がいつの間にか消えていた。 ワルドはぴったりとドアに身を寄せ、向こうの様子を探っている。 「誰もいないようだな」 ドアを開け、3人はラ・ロシェールの街へと躍り出た。 「桟橋はこっちだ」 ワルドが先頭を行き、ルイズが続く。幸村が殿を務める。 「待つのじゃ!」 その筈だったが、さらに幸村の後ろから年老いた声がした。 「氏政殿、囮を受け持ったのではなかったか!?」 現れたのは、残る筈だった北条氏政。 「や、やぁ」 その背後からさらにギーシュが顔をだす。 「何で付いて来たのよ。自分達の役目分かってる?」 「僕は止めたんだよ?だけどウジマサが勝手に……」 「お主等だけに手柄を渡してたまるか!わしが手柄をたてるんじゃぁ~!」 「仕方ない、彼等も連れて行こう。桟橋へ急ぐぞ」 結局、ギーシュと氏政も連れて行くことにした。 月が照らす中、5つの影法師が遠く、低く延びた。 その頃、忠勝は仮面を被った3人の謎の男と対峙していた。 「……………」オオオォォォン… 「「「……………」」」 双方一言も喋らず、お互いに出方を伺う。 先に動いたのは男達だった。 それぞれが呪文を唱え、杖を忠勝に向けて振るうと、その杖から風の刃……「エア・カッター」が放たれる。 「!!」キュィーン!! 素早く攻撃を察知した忠勝は「起動形態」から「防御形態」に移行。 盾を肩に装着し、風の刃を防いだ。 攻撃を防がれた仮面の男達は飛び上がる。 上空から2人が青白く光った杖を振り上げ、忠勝に向かって振り下ろした。 黒王を振り上げ、その杖を防ぐ。 忠勝の槍と、仮面の男達の杖がぶつかり合い、火花が飛び散った。 だが鍔迫り合いの最中、残った1人が呪文「ウィンド・ブレイク」を完成させてそれを放った。 杖を振り下ろしていた2人はすぐさま飛び退く。 「!?……」ウィィー!ギュルギュルギュル!! 至近距離で受けた忠勝の巨体は吹き飛び、岩の壁面に激突した。 土埃が巻き上がり、岩がボロボロと崩れ落ちていく。 仮面の3人は杖を降ろさず、警戒しながら近づいて行った。 と、土埃の中から忠勝が凄まじい速さで飛び出してきた。 突撃する騎馬兵のように黒王を構え、高速で突進して行く。 そのあまりのスピードに1人は反応が遅れて避ける事が出来なかった。 仮面の男に忠勝の槍が直撃し、消滅する。 残った2人が舌打ちすると、杖から竜巻を放った。 忠勝は再び「起動形態」に変形し、そのまま空中に飛び立った。 しかし、放たれた竜巻は蛇のように伸び、飛んでいる忠勝を追尾する。 忠勝は追いかけてくる竜巻を体を回転させて躱す。 だがそれでも駄目であった。一度避けたものの、再び方向を変えて向かってくるのだ。 「……!…!!」ガガ、コオォォォォ!! 忠勝は高速で飛んでくる竜巻を何度も飛行しながら左右、上下にと避け続ける。 ところが、次に見た光景に目を見開いた。 今まで2つだった竜巻が分裂し、一気に8つに増え、速度がさらに上がったのである。 負けじと忠勝もバーニアを噴射させて距離を取ろうとする。 しかし1つの竜巻が忠勝の背中に命中した。その衝撃で忠勝の動きが遅れる。 その隙に残り7つが一斉にぶち当たった。 竜巻はまるで蜘蛛の糸のように絡め取り、忠勝の体を覆い隠して上空で爆発した。 しばらくして風が晴れ、忠勝が落下していくのが仮面の男の目に入る。 忠勝を倒したと考えた2人は杖を下ろし、傭兵達が囲っている酒場に目を向ける。 だがあと少しで地面に激突するという時 忠勝の背中が光り輝いた。 自分達の背後から突如聞こえた爆音に、仮面の男は振り返った。 見ると、倒したと思った忠勝が「起動形態」となって迫ってきている。 いや、よく見ると肩には盾が装着されており、「防御形態」にもなっているではないか。 「…!?…」グオオオォォ!? 忠勝自身、自分の体の変化に戸惑っていた。 本来、体に負担をかけ過ぎないように形態変化は1つしか出来ない。 今の自分は2つの形態を同時に展開していた。 しかし、体に痛みがあったり、動きに問題は出ていない。 自分の背中が眩く光った事が関係しているのかと忠勝は考えた。 「…!……」ルオォォン!! だが忠勝はその疑問を考えるのを止め、自分の敵を睨みつけた。 今やるべきはあの2人を倒し、自分の主の元に駆けつける事だ。 仮面の男は突進してくる忠勝に向かって呪文を唱える。空気の鉄槌「エア・ハンマー」だ。 エア・ハンマーは命中した。が、防御形態の忠勝は気にも止めず、さらにスピードを上げる。 次に忠勝は中腰になり、肩の盾でタックルした。 「「ぐほぉっ!!」」 あまりの速さに避けきれず、2人の男は衝撃で空中に舞い上がった。 だが忠勝の攻撃はまだ終わらない。さらに背中から長い筒状の物が飛び出す。 そしてフライの呪文で態勢を立て直そうとした2人の眼前に向けられる。それは大砲の砲身であった。 「攻撃形態」 背中から大砲を取り出し、遠距離の敵に砲撃を行う攻撃に特化した形態である。 これで忠勝は3つの形態を同時に展開した事になった。 「!!!」ガシャン!!キュイイーッ!! 忠勝は吹き飛んだ仮面の男に対し、砲弾を発射した。 至近距離で発射された砲弾は外れることなく2人に直撃し、高熱の火炎と爆風によって四散した。 「……………」ドスン…プルルル 背中の光がどんどん弱くなり、消えていく。 すると、自分の意志とは関係なく通常形態に戻ってしまった。 敵を倒した忠勝は、酒場の方を見る。 何時の間にか巨大なゴーレムの姿は無くなっていた。 忠勝は槍を握り締め、主の元へと急行した。 前ページ次ページ異世界BASARA
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「あんまりイキるなよ。そんなにビリビリさせてちゃ、コイツが目を醒ますぜ?」 「…今すぐ離れよ。そやつは、貴様如きが手を触れて良い女ではない」 「アンタはいいって訳か?」 「──離れよ!」 怒りに震える声と、首の後ろにあてがわれた特殊な円状の刃に臆する事無く、小十郎は 口元を歪めると、元親から手を離す。 小十郎の身体が、完全に元親から離れたのを確認したその人物は、武器を下ろすと、そ れまで深く被っていた編み笠を脱いだ。 長曾我部の装束に身を包んでいたが、そこにいたのは紛れもなく、『詭計知将』の名も 高い、中国を統べる武将、毛利元就であった。 「アンタの噂は、奥州にも届いてるぜ。自らの『策』の為には、味方すらも『駒』とし て切り捨てる、冷酷無比の男だってな」 元親から引き離すように、自分の眼前に身体を入れてきた元就を、小十郎は面白そうに 見つめ返す。 「しかし、コイツに目を付けるたぁ、アンタも中々の審美眼じゃねぇか。…ああ、既に手も付けていたんだよな」 「……そのような挑発に、我が乗るとでも思っているのか」 「違うね。バカにしているだけだ」 軽口とは裏腹に、小十郎の眼光が、元就の切れ長の目を射止める。 「どういう目的で手を出したのかは知らねぇが、冷徹なアンタらしくもねぇな。同盟と やらの算段だけなら、そこまで強引な手を使う必要はなかったんじゃねぇのか?コイツ だって、女とはいえ一国の主だ。話が通じないほどバカじゃねぇだろ」 「貴様などに判るものか」 「ああ、判らんね。──コイツが今、どれだけ悲しみ苦しんでいるか、アンタが判らな いのと同じようにな」 「……」 糾弾とも取れる小十郎の皮肉を聞いて、元就は僅かに顔を顰めると、視線を眠る元親へと移した。 (四国の重機を手に入れるには、長曾我部の鬼女だな。なあに、あいつを手懐けるには、 『棒菓子』を、鬼の大女の卑しい『お口』にしゃぶらせてやればいい) (会合の目的は、皆さん一緒のようですなあ。丁度いい。会合の出席者が、二手に分か れて行う四国の小島の視察の折に、我々の言う事を聞かせるようにしてやりましょう) (××殿の、花街での武勇伝は、我々の耳にも届いておりますぞ?仮にあの鬼女が嫌がったとしても、このクスリで動けなくすれば、たちまち我々の虜に…) (西側の小島へ視察に行くのは、鬼女の他に我々の3人か。鬼女の『口』も3つ。ははは、皆さんで仲良くやりましょうや) (これで『種付け』も出来れば、言う事はないですなあ……) 「他に方法がなかったのだ…あの時、我が引き止めなければ元親は……!」 「…?」 声を振り絞る元就の様子に、小十郎は暫し目を瞬かせる。 そして、彼の元親を見つめる切ない視線に気付くと、幾分か表情を和らげた。 「……どうやらアンタも、コイツとロクに話が出来てないようだな」 「余計なお世話だ」 「身体だけ無理に重ね続けても、心はいつまでたっても重ならないぜ?…まあ、俺なら コイツに、ひと時の甘い夢を見させてやる事くらいは、出来るがな」 わざと挑発するような物言いをすると、吹き零れる感情を隠そうともしない元就が、睨 み返してきた。 「夢などいらぬ。我は、こやつに夢を見せるつもりなどない。我が欲しいのは、こやつ が傍にいるという現実と、その先の未来だ」 「そうかい。でも、その為にはコイツを悪夢から醒ましてやらなきゃな」 「悪夢だと…?」 「そうだ。可哀想に今、コイツは自分に自信が持てないでいる。周囲の揶揄や流言蜚語 (デマ)に、心を絡め取られちまってるんだ」 「…元親……」 障子戸の隙間から差し込む月の光に照らされた元親を、元就は、何処か神妙な面持ちで見つめる。 「まあ、それを出来るか出来ないかは、アンタ次第だ。でも、忘れるなよ。コイツの事 を心から欲している男は、何もアンタだけじゃない。ボヤボヤしてると、トンビに油揚 げ掻っ攫われるぞ」 「……それは、貴様も含めての事か」 「──さて、な」 建前とも本音ともつかぬ声でそう返した小十郎は、ふたりを残すと静かに部屋を出て行 った。 姉貴26
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登録日:2012/04/05(木) 09 50 49 更新日:2024/01/03 Wed 18 29 48NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 厳島 厳島の戦い 台風 合戦 大トロ 宮島 広島県 戦国時代 日本三大奇襲戦 殺し間へようこそ… 毛利元就 陶晴賢 謀り事多きは勝ち、少なきは負ける 厳島の戦い とは、戦国時代に安芸・厳島を舞台に大内氏(陶氏)と毛利氏との間で行われた戦いである。 当時、小大名に過ぎなかった毛利元就が知謀を尽くして中国地方最大の守護大名・大内家に挑むという下克上の典型ともいえる有名な戦い。 河越夜戦、桶狭間の戦いと並んで日本三大奇襲戦の一つにも数えられる。 一ノ谷の合戦?屋島の戦い?こまけぇこたあ(ry ◎そもそもの発端 〜大寧寺の変 応仁の乱から1世紀近くの時が経ち、世は正に戦国時代。 美濃の蝮・斎藤道三の国盗りや河越夜戦による名家の没落など、下克上の風潮が強くなる一方、 織田信長や木下藤吉郎(豊臣秀吉)ら戦国の主役が現れる戦国時代中期のお話。 中国地方の守護大名・大内氏の当主・大内義隆は出雲の守護代大名・尼子氏との戦い(月山富田城の戦い)で敗走の折に跡継ぎだった大内晴持を亡くし、 そのショックで政治を捨て、芸能文化に傾倒していた。 その影響で当時の大内家では厭戦気運が強く、文治派の家臣が台頭する一方、武断派の家臣は遠ざけられていた。 この状況に危機感を募らせた武断派筆頭の陶隆房は爆発。 同じく武断派の杉重矩と謀反を起こし、義隆を葬り去った。 これが大寧寺の変である。 当時の大内家は多くの国人(=地方の小勢力)を傘下に置いており、この報は彼らにも衝撃を与えた。 しかし、安芸の国人・毛利氏の当主である毛利元就は第一次月山富田城の戦いでの損耗に対する大内側の損失補填の少なさも相まって大内氏から独立する動きを見せ始め、むしろこの混乱を利用する事を考えていた…。 ◎主要人物 大内義隆 大内家の当主。 「戦よりも風雅に生きん」と、後のファンタジスタ氏真みたいな事を言い出したせいで謀反を起こされてしまう。 なお、実際には宿敵だった少弐氏を滅ぼし、大友宗麟と和を結ぶなど、結構やり手だったようである。 また、両刀使いで美男子を好み、ウホッ的な意味でもヤリ手だったそうな。(*1) 「気にするな!隆房とて必死だ、そのくらいはやるだろう」 信長の野望では大した能力を持たないが、初期のシナリオでは大内家が領土を多く所有している為、物量差で西国のラスボスになりやすい。 ただし『創造』では史実を反映して途中から勢力拡大しなくなる。 陶隆房 大内家の重臣。名字は「スエ」と読む。 元々は義隆の小姓アッー。 文治派の重臣を暗殺しようと企んだが、逆に義隆にバレて大目玉を食らうなど、どことなくおっちょこちょいな面がある。 また、義隆が堕落する元凶となった尼子攻めを主導した人物でもある。 ちなみに大寧寺の変のだいぶ前から「武断派を軽視してるとヒドい目にあうよ?ほんとだよ?」と言っていたが、 「ダチョウ倶楽部か何か?(無知)」と相手にされなかった。 「仏の顔を三度までという名セリフを知らないのかよ」 意外にも末端の兵士には優しかったらしい。 毛利元就 第五十二代毛利家当主。 ご先祖様は文官として鎌倉幕府成立に貢献した政所初代別当の大江広元。 後に西国最大の大名家として名を馳せる毛利家も今はまだ安芸の国の一勢力に過ぎない。 元は尼子氏傘下だったが、家督相続で謀聖・尼子経久と一悶着起こし、大内氏傘下に鞍替えした。 しかし月山富田城攻略計画が大内による国人の掌握の稚拙さで頓挫し自身も死にかけたにもかかわらずその後の補填が滞っていたため、大寧寺の変では安芸の国人の支配権を条件に陶側についた。 また、本人も家臣に城を乗っ取られて乞食になったりした苦労人である。 「この中国地方でドデカい事をやって、満足しようぜ?」 ◎陶政権と毛利の対立 大寧寺の変で大内家の主導権を握った隆房は名前を陶晴賢に改名し、大友家から大内義長を呼び寄せて傀儡の当主に据え、 元々対立する事の多かった謀反の同志・杉重矩を始末して大内家を完全に掌握。 いわば陶政権を樹立した。 が、元々武断派上がりの晴賢は政治に暗く、困ったらとりあえず暗殺してばかりだったため、家臣や国人達は陶体制の大内氏に失望し出していた。 とくに同じく大内氏家臣であった吉見氏は陶氏と元から険悪だったため、吉見正頼は陶側の不忠を非難しながら挙兵する。 その中の一人で安芸の大物となっていた毛利元就は陶晴賢と距離を取っていたが、晴賢が吉見正頼を攻略するためと毛利家と他国人の関係を寸断するために元就の許可を得ずに密かに安芸の国人たちに出陣を催促する書状を2月下旬より送っていた。 が、大内に忍従するために送られていた養子を粛正するのに毛利が協力してくれたことに恩義を感じていた平賀広相が密使の僧を捕らえて毛利に突き出したため、晴賢の裏工作が露見。本格的に毛利氏は陶氏との全面対決に舵とることになった。 晴賢が陶政権から離反した吉見氏の討伐に乗り出した隙を突き、陶方の城を攻略。 安芸国を全て影響下に置いた元就。 こうして陶晴賢と毛利元就は完全に袂を分かつ事となった。 ◎主要人物2 陶晴賢 大内家の重臣にして、実質的支配者。 武勇に長ける反面、知略には疎いようで、国盗り後の家臣調略が上手く行かず、元就につけ込まれる結果に。 吉見正頼 応仁の乱以来から陶氏とは犬猿の仲だった吉見氏の当主。 大寧寺の変の陶晴賢の不忠を非難し、石見国三本松城で挙兵し粘り強く戦う。 結局兵糧が尽きて降伏するが、その間に毛利側は陶側を迎撃する準備を着々と整えていった。 毛利元就 安芸一国に勢力を広げた小大名。 無論、陶政権が安芸を取り戻しにくるので、本番はこれからである。 建前としては主君(大内義隆)の仇討ちで挙兵した事になっているが、元就は大寧寺の変では陶方についていた。 そのため裏切りを受けた陶晴賢も自分のことは棚に上げ大層頭に来たらしく、元就を指し 「猛悪無道」 という言葉を残している。 なお元就から晴賢への言葉は 「弑逆の悪なので天誅」 とのこと。似た者同士である。 ただし、義隆は討つがその長男を跡継ぎに据える条件で陶方についたのに当の陶が降伏した長男ぶち殺して傀儡呼び寄せるとかやらかしたからキレた説もある。こっちもやはりどっちもどっち。 毛利隆元 毛利元就の優秀だが卑屈な嫡男。実は今回の戦の発端。 元々元就は上述の通りそもそも陶方であるし、勢力差から戦には慎重だったが普段は大人しく温厚篤実な隆元が徹底抗戦を主張。元就もこれに納得し戦が始まった。 隆元は幼い頃、大内義隆の下に人質として送られたが、大内の下で優雅な暮らしを送り、当時としては最先端の文化や教養を身につけ、更に義隆から「隆」の字をいただくなどなかなかいい扱いを受けていたので晴賢が許せなかったのかも知れない。 尼子晴久 毛利元就のライバルにして大内義隆をニートにした元凶。 今回の出来事は大内・毛利のどちらかを叩く絶好のチャンスだがこの頃は備後や備中の小勢力と戦ったり、中央政権を目指す一環で反骨的な一門衆「新宮党」を粛清していたりで今回は見送り。 ◎元就の知略戦 VS陶政権の情勢が決まった元就は早速策略を張り巡らせる。 何せ、相手は中国地方最大の大名家・大内家の勢力をそのまま保有しているのに対し、元就はあくまで安芸の一勢力。 まともに戦っても勝ち目など無いのだ。 元就は手始めに厳島に宮尾城を築城し、安芸国の制海権を手に入れた。 が、 家臣「ここに城なんか建てたりして、もし陶方に奪われたら毛利は終わりですよ!?」 元就「あ、ほんとだ。てへぺろ」 (・ω<) それを間諜から聞いた晴賢はニヤリ そして、 その様子を聞いた元就もニヤリ そう、宮尾城築城の真意は制海権の奪取ではなく、陶軍をおびき寄せる為の餌であった。 確かに宮尾城は毛利の急所なのだが、陶勢の大軍と野戦で戦う事もまた、寡兵の毛利にとっては不利極まりないのである。 そんなことは夢にも思わない晴賢は毛利家臣・桂元澄の偽りの内応もあり、宮尾城攻めを決行。 かくして、厳島の戦いの戦端が開かれた。 ◎厳島の戦い 晴賢は二万の大軍を率いて厳島に上陸。 宮尾城攻めを開始する。 なお、元就はこの間に村上水軍を調略。 陶軍の猛攻に落城寸前な宮尾城だが、守将・坪井元政らがこれを死守。 すると、天の恵みか暴風雨が厳島を襲う。 これを好機と見た元就は夜間に息子の隆元・元春と3000の兵を率いて暴風雨に紛れ厳島西岸に上陸。 三男の隆景は1000人の別働隊を率いて東岸に布陣。 夜明けと共に陶軍を左右から挟撃した。 驚いたのは陶軍である。 毛利方の朝駆けにより、陶軍は大混乱。 おまけに厳島は手狭な土地で、大軍の利を生かしづらい地形だった。 (だからこそ元就はこの地を決戦の場に選んだ) 陶軍は大軍であるが故、一旦崩れだしたらもう統率がきかない。 我先にと船に群がり厳島からの脱出を図るが、そこには毛利・村上水軍が待ち構えていた。 陶軍の多くが溺死。 大将・陶晴賢に至っては本土へ逃亡をはかるが、すでに全ての船が無くなっていて、「なん…だと……?」して自刃した。 この戦いで大内家の勢力をごっそり削った元就は大内家の傀儡当主・義長を謀略で葬り、 めでたく(?)中国地方の大半を手中に収めたのでした。 ◎登場人物3 陶晴賢 二万を率いてたのに負けた人。 前述の事以外にも「宮尾城攻めは野戦を避けたい毛利の思惑」という配下の助言を無視したり、元就の謀略にまんまと引っかかって配下の勇将を処刑したりと、 終始元就の掌で踊らされていた。 全ては自分が招いた結末であると悟ったのは、己が死ぬ間際だった。 いいところ無しの彼であるが最後は自らの愚かさを認め、潔く散っていった。 何を惜しみ 何を恨みん 元よりも この有様に 定まれる身に 毛利元就 見事優秀な息子達と奇襲を成功させた謀神。 これ以降領土拡大に乗り出すのだが、国人盟主という立場上、他の国人の顔色を伺わなければならず、手間のかかる嫡男と孫の存在もあり、 想像以上に苦労していたらしい。 村上水軍の皆さん 元就の頼みに応えて力を貸し、陶晴賢を倒すのに貢献した方々…… と言われているが、能島・来島・因島の村上水軍三氏から本当は誰が参戦したのかよく分かっていない。 有名な逸話は能島村上氏の村上武吉が「一日だけ船を貸してくれと頼まれそれに答えた」というもの。 これが史実通りかはさておき、資料で確認できるのは三氏のうち「来島村上氏の加勢に感謝する元就の書状」のみである。 そのため来たのは来島だけだよ派の研究から、能島や因島は既に毛利と仲が良かったから(*2)、来島だけ特別に感謝状があるんだよ派まで意見が割れているのが現状である。 吉見正頼 正頼が時間稼ぎしてくれたことに元就は恩義を感じていたのか、人質として陶氏に囚われていた息子の広頼の奪還に協力してもらえた。 そのため、のちの防長経略では積極的に毛利の援護をし、それが認められて毛利の家臣となった。 なお、厳島の戦いが明記されているのは江戸時代の書物だけであり、実際にあったかどうかは相当疑わしいとか。 もっとも、その後の毛利の発展をみるに、厳島合戦と同規模の戦いがあったのは事実だとされている。 追記・修正、お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 史実かは知らんが、センゴクでは、大内氏の衰退要因に輸出してた銀がスペイン産の安価な銀に圧され暴落 連戦連勝にも関わらず 配下の豪商や国人たちが 大内氏の借書を叩き売って 資金が枯渇→財政破綻説をとってたな~ やはり石見銀山を再開発して財政再建を果たした元就さん パネェ~ -- 松永さん (2013-07-03 08 50 28) 連戦連勝って言うか月山富田城攻略に失敗した時点で大内家に暗雲が立ち込めてたし。本当に陶さんは報われないよね……大内家の為になるだろうって信じて行った事がことごとく裏目に出るし、厳島の戦いも薄々気付いていたんじゃなかろうか。 -- 名無しさん (2014-10-09 08 11 45) もしも -- 名無しさん (2015-09-09 08 51 42) 菊池寛氏の合戦のことを書いた随筆にて、桶狭間は天候などの運に恵まれて勝った戦いだったが、厳島は深謀遠慮などで勝つべくして勝つ戦いだった、みたいなことが書いてたな。 -- 名無しさん (2015-09-09 08 53 20) もし、毛利攻めの時元就が生きていたらと思うとゾッとするな -- 名無しさん (2015-09-09 08 53 29) 先鋒を務めて弘中隆兼父子を討ちとった阿曽沼広秀は? -- 名無しさん (2015-09-09 19 39 33) ↑2 織田方の司令官である秀吉との間で、激しい謀略合戦になっていたかもね。どっちみち、本能寺が起こって和睦→中国大返し、の結果は変わらないかもしれんが。……待てよ、その情報を先に入手した元就が、和睦に乗らず、逆に利用して……って可能性もあるな。 -- 名無しさん (2016-03-04 18 06 45) 村上水軍「船と兵士貸して欲しい?いやあ実は陶からも貸してって頼まれてんだよね~wwwで、何日貸して欲しいの?wwwww」 小早川隆景「1日」 村上「…え…!?」 隆景「1日で戦い終わらせるから1日」 村上「…う、うわああああ(胡座から転げ落ちる)」 -- 名無しさん (2016-03-12 16 59 14) この戦いはwikipediaなんかの詳しく書いてある記事も面白いのであわせて読むとより楽しめる -- 名無しさん (2016-10-12 13 33 35) 発端あたりにあるリンクがことごとく作られてないページで悲しい -- 名無しさん (2016-10-12 14 19 32) 毎年遠足で行ってたから何がどこにあるか分かるのが生々しいw -- 名無しさん (2016-10-12 17 02 47) 陶の謀反も、実は元就の策略だった……って、さすがにそれはないか苦笑 -- 名無しさん (2018-07-11 10 52 12) ↑5 元就としては、奇襲で一気に片を付ける腹積もりだったろうから、一日以上かけたら負けと思っていたんだろうね。 -- 名無しさん (2020-02-08 09 09 58) 部下に先に逃げられるとか、ホント人望って大切だな -- 名無しさん (2020-02-08 09 19 05) 陶が擁立した大内義長は野望では家宝のために首を斬られるかわいそうな人。 -- 名無しさん (2021-02-21 11 43 11) 陶の頭3回元就に鞭で打たれたらしいよ -- ザアンツのwikiの管理人 (2022-04-21 21 33 31) この戦い、有田川の戦いで脳筋の安芸武田元繁と一緒に討ち死にした副将格の後継ぎ、熊谷信直&己斐直之&香川光景が最前線で相手をくぎ付けにしてるんよね -- 名無しさん (2023-12-03 11 32 19) 名前 コメント